生まれて一歳でアトピーがでてしまった娘と奮闘する作者と奥さんのコミックエッセイです。
韓国の方ですが娘のために田舎の実家の済州島に移り住んで漫画を描きながら子育てしています。
大きな収入は奥さんが外で働いて稼ぐようなので作者は漫画家権主夫のようです。
この本は「こうすればアトピーが治る」といった類ではなく、ステロイドでひどくなり色んな民間療法を試し毎日娘を掻いて夫婦そろって睡眠不足になり(何年も!)ストレスをため胸を痛め自分を責め相手を責め・・・といったアトピーの子供のいる日常を描いた作品です。
こうすれば治る~系の内容も期待したのですが奮闘記ですね。
うちもパパがアトピーなのでいつチビたちがアトピー発症するかわからないので日常生活の中で食べ物や洗剤、衣服などに目を光らせてはいます。
この本はアトピーがどうというよりもアトピーによって夫婦が今まで関心がなかった環境にまで目を向けていきます。
いつの間にかほぼベジタリアンになっています。
娘の一晩中いえ一日中かいい、かいいといって血まみれになりながら掻き壊している姿、それに対して必死に色んな思いを抱きながらも愛情をもって一日中かいてやる作者夫婦。
人事には思えない部分もあり泣きながら読みました。
なかなか良かったですがどういう人にオススメすれば?という本です。
アトピーに関する情報はちょっと少ないですし、効果も?なので。
ただコミックエッセイなので早く読めるし胸にジーンとくることもあるので子育てで疲れているときに読むといいかもです^^
しかし最近(妊娠中からかな)涙もろくなったなあと思います。
産後ウツみたいな時期もありましたが、悲しいこと以外ですぐ涙が出てしまいます。
チビたちの生まれたての頃の写真をみたり、「ママのおなかをえらんできたよ 池川明著」の内容を思い出したり、本やら歌やらなにかしらすぐ感動してジーンとなっています^^;
子供の頃はあんまり泣かなかったし弟に「ねーちゃんは高田純次くらい心がない」なんて言われたものですが。まったく失礼な!高田純次さんにw
しかし感動して涙が出ているときは至福のときですから今のほうがいいなあと思ってます。